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2010/05/16

9 <ナイン> ~9番目の奇妙な人形
サブプライム後の女
図地反転
フランク・フラゼッタ追悼
Sub-69/District 369
変なCDR/変なリリース
オールはない。



アチコチ24


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9 <ナイン> 9番目の奇妙な人形




ティムバートン製作のアニメというと

「ナイトメアクリスマス」を思い出す

系列とすれば似ような

モノだと思うのですが

ナイトメア~と大きく違うのは

ナイトメア~は純粋な

人形アニメ作家の作品で

クラッシックのおもむきをも

感じる作品なのだが

この9 <ナイン>という

作品はジャパアニメ好きの

いわゆるオタクのCG作家が作った

現代的な作品だと思った


終末戦争後の人間が居なくなった

1~9までの番号の付いた人形達が

人間も居ない世の中で

マシンという殺人兵器と戦うという

キャラクターの感じとは違って

殺伐したダークな感じなどだけれど

そこに構成力が

「アキラ」のような感じであったり

「鉄コン筋クリート」の匂いがあったりする

敵のマシンがヤン・シュヴァンクマイエルっぽかったり

監督の好きなモノを

詰め込んだような作品だと思った

でも、ちゃんとオリジナリティーにもあって

とても安定した作りでもあった。

キャラクター付けもよく出来ていて

""という戦う女の子のキャラが

カッコ良くて好きだったな


小さい作品として今はあるけれど

グッズなどをCGと同じクオリティーで

作ったりしたら

ナイトメア~同様に熱狂的な人が出来る

ような気もしてならないなぁ


いい作品だと思いますよ

クレイアニメとかどちらかといえば

手作りな感じが好きな人はお勧めですよ!


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サブプライム後の女




自分は投資信託をやっているのですが

サブプライムなんて

訳が分からないものおかげの影響で

1時期は投資した

額の半額にまで減ってしまって

正直シャレにならない状況になっている

なので、半年ぐらいをメドに

係の人と話す機会を設ける事にしている

で、最初の調子のいい頃の担当の人の時に

ガンガン購入して、サブプライム直後に辞め

その後に入った人はその余波を受けたまま

毎度愚痴を言い続けて2年ぐらいたって

妊娠して辞めてしまった、

一度もいい話はその人とはしなかったなぁ

で、今回の新しい係の人になったのであった

話を聞くと世の中は少しづつだけれど

好転して言っているという事である

自分は投資信託をやるまでは

世の中なんてどうなってもいいかも!と

思っていたのですが、自分の虎の子が

危うい感じになってしまうと

とても気になるのであった。

うーん、今度の担当の人とは

いい話がしたいなぁ


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図地反転



久しぶりに本を購入して読んだ

「デザインの現場」で連載していたモノを

1冊にした本でカラーなどの

豊富に入って2500円であった。

「図地反転」とはサスペンスドラマで

登場人物のなかでも1番怪しくない

事件から1番遠い人が

犯人だ!という定石に

それをこの本が映画やCDジャケ、

図形、マークなどを

そんな反転の発想でひも解いていいます。

この本の中でとても面白かったのは

ナチスのハーケンクロイツ(鉤十字)について

書いている所である、あのマークは

純粋なオリジナルでない。

東洋人には馴染みの深い卍を

徹底的に露出、使用する事で

オリジナルを越えてしまったという

グラフィックとは

征服の技術にほかならないという

内容で、そこに卍(まんじ)を45度傾けて

白丸のなかに赤字でレイアウトして

不安感を与える事でこの国旗の怖さを

与えるという事を書いていた。


たしかにナチスといえば

このグラフィックで

恐怖のイメージを増幅させていた。

何かに読んだのですがメモ帳から

衣服、紙ナフキンまでに

このマークを徹底的に

使ったと言っていたのだけれど

そのくらい細かい所まで使えば

圧倒的な恐怖を

植え付ける事が出来るのだろう

たぶん世の中のグラフィックも

ここまで極端ではないと思うけれど

多少は参考にしているのかもしれないなぁ

うんうん

ちなみに自分もよくTSVマークを使うのは

前に読んだナチのグラフィックを参考に

自分の関わるモノにはこのマークを使っている

まぁ、それほど世の中には響かないけれど


この本は色々な視点を与えてくれて

とても面白い本だと思いましたです~

ちょっと難しいけれどお勧めです~


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フランク・フラゼッタ追悼




5月10日に逝かれてしまった

今世紀最高の画家にして

イラストレーターである

みなさんはこの名前を聞いて

ピン!とこないかもしれませんが

この人がいなければ、鳥山明が

ドクタースランプを書く事もなかったし

もしかするとドラゴンクエストからなる

剣と魔法の世界なんて具象化するのに

もっと時間がかかっていたのかもしれない

そのくらいに具体的にリアルに

絵にしていった人だと思うのである。

自分が幼年の頃に「スターログ」という

SF雑誌を定期購読して

フランク・フラゼッタの表紙になると

雑誌全体のイメージがアップしていって

高級感を感じる事が出来たのである

「スターログ」で見たアーサーCクラークの

「幼年期の終わり」のストーリーボードなんて

今でも印象的な絵の連続で

自分のイマジネーションを

とても刺激してくれた

うーん残念だなぁ


もうこういう濃密な""を提供してくれる

画家が現れる事はまずないと思う


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Sub-69/District 369


CDRさんからCDを2枚購入

その1枚はリリース時前に

ライブに行ってほしかった

Sub-69District 369」である

作り込みが細かくて飽きがこない

MP-3プレーヤに入れて

何となく聴いたら連続して

2回も聴いてしまった

素晴らしいです。

500円という値段も可愛らしくていい


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変なCDR/変なリリース


この前、イベントに出て頂いた

変なCDRCDもイベント時に購入

もの凄くでかいCDジャケの

アートワークが素晴らしい

音はチップチューンのような

ノイズのようなとても

カラフルな音の集合体である

感じとしてはボアダムスの

「スーパールーツ6」に

似た構成だと個人的には思った。


最近は一般市場で欲しい

作品がないけれど

個人レベルで素晴らしい

作品が購入出来るので

まだまだ深いな音楽って


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オールはない。



この前、薬師丸ひろ子の

音楽特集番組を見て

"Woman~Wの悲劇"という曲に

子供の頃には感じる事のない

独特な感情になった

~ああ時の河を渡る船に

オールはない流されてく~

この歳になってあらためて


うなずく…


まさに日々の生活には

オールはない

もがいても流されるのみ


流されて今の自分が

あると実感する…


深い…。


この曲に限らず

深い頃の角川映画の主題歌は

今聴いても深く心に響く

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